【住所⇔緯度・経度】位置情報の相互変換(3/3)

あとがき

今回、Google Maps APIに触れてみて、意外と簡単に地図操作が実装できることがわかりましたが、一方で利用する時の注意点も見えてきました。
最後に、その注意点を挙げておきます。

■APIキーの取得が必須になった

Google Maps APIの無償版を利用するにあたり、以前は利用登録が必須ではなかったのですが、2016年6月22日からAPIキーの取得が必須となりました。
APIキーが設定されていないと、今後は地図表示がエラーとなります。

今回のサンプルでは、「Google Maps JavaScript API」と「Geocoding API」のAPIキーを取得しています。
また、2018年7月16日には、APIの課金設定も必要になりました。
課金設定をしても無料枠で利用する方法は残されているので、こちらの記事を参考にしてください。
Google Maps APIでエラー頻発?その原因は?
なんか最近、Google Maps APIを使ったサンプルが、頻繁にエラーを起こしているようなんだけど・・・
Google Mapsの地図は「このページでは Google マップが正しく読み込まれませんでした。」となっているし、ジオ・コーディングのAPIを呼び出しているところでは「リクエストの利用制限を超えた」というエラーがすぐに発生してしまいます。
うーん、サンプル作成当時は、そんな簡単に利用制限が越えなかったんだけどな??
技術情報 Google Maps


■APIの検索結果が変わる場合も?

【編集注】でも追記しましたが、Google Maps APIの検索結果は恒久的に同じではありません。
日々Google Mapsの地図データが更新されている結果であり、検索結果がずっと同じではないということを前提に利用する必要があります。

2016年12月時点で、大坂城の緯度・経度からの逆ジオコーディング結果は「大阪府大阪市中央区大阪城1−1」でした。
2019年4月時点では、「大阪府大阪市中央区大阪城2−1 エレクトリックカー 桜門駅」となってしまったのは残念。
2つ目の結果が「大阪府大阪市中央区大阪城1」ですから、1つ目の結果で完全に丁目がずれています。

ゼンリン社の地図データからGoogle社独自データに切り替えられた結果なのかも。
この結果も、いずれ変化し改善していくものと思われます。

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