Google Maps APIでエラー頻発?その原因は?(2/2)

Google Maps APIの利用に課金設定が必要になった

どうやら、2018年7月16日にGoogle Maps APIを利用するための料金体系が変わり、それと同時に課金設定をしないと、極端に利用制限がかけられてしまっているようです。

課金設定をするために、「お支払い」画面で「請求先アカウントを追加」をクリック。
Google Cloud Platform の無料トライアル」画面に飛びました。
Google Cloud Platformに登録すると、最初の12ヵ月間で使える300ドル分のクレジットが無料でもらえます。
無料トライアル期間が終了しても、自動的に請求されることはなく、手動で有料アカウントにアップグレードしない限り、請求されることはないと。

うーん、1年後は結局、お金を払わないと使えなくなるの??という不安がよぎりますが、そこはご安心を。
なぜ安心してよいかは後述しますが、まずは心配せずに請求先アカウントを作成してください。

Google Cloud Platformの登録画面で、請求先住所とクレジットカードの番号を入力して、「無料トライアルを開始」します。

Google Cloud Platformで請求先アカウント作成後は、プロジェクトに請求先アカウントをリンクすれば完了です。
クレジット残高に、無料トライアル分の33,221円($300相当)が追加されていました。
再度コンソールでAPIの割り当ての上限値を確認すると、「1」だった上限値が「無制限」に変わっていました。
これで利用制限が解除されました!

課金されずにGoogle Maps APIを利用するには

最後に、無料トライアル終了後、有料アカウントに切り替えた場合の課金について。
先に心配しなくてよいと述べましたが、理由は新しい料金体系でも「毎月200ドル分の無料枠」が設けられているからです。

マップ、ルート、プレイスの料金

例えば、マップのDynamic Maps(Maps JavaScript API)の無料枠の条件は、1カ月で「最大 28,000 読み込み」で、1日あたり約930リクエストです。
プレイスのGeocoding(Geocoding API)の無料枠の条件は、1カ月で「最大 40,000 呼び出し」で、1日あたり約1,330リクエスト。
本格的にサービスで使う時には無料枠を超える可能性が高いですが、お試しで使う分には十分な量と言えます。

それでも、いつ無料枠を超えるかヒヤヒヤして夜も眠れなくなる前に、割り当て画面で上限値を無料枠で収まる値に変えておきましょう。
ここまで出来れば、もう安心です。
よいGoogle Maps APIライフをお過ごしください!

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