デルタ システム ソリューションズ 株式会社

「第1回 AI・業務自動化展」レポート(2/3)

AIの動向

では、本題のAIの動向について。

まず立ち寄った「チャットボット」のブースでは、「うちはAIではないんです。」と説明され、いきなり肩透かし。
それならシナリオベースに回答するシステムかと思ったら、もう少し構成はシンプル。
キーワードと回答を登録しておいて、質問に含まれるワードと登録キーワードを完全一致または部分一致させて、回答を表示するという仕組みでした。
AI利用しているシステムはどちらかというとエンタメ要素が大きいというのがこの企業の分析で、AIを使っても期待通りの回答ができないというユーザーがこちらに駆け込んでくるのだとか。

それではと、サイネージを使ってアニメキャラクターが受け応えしているブースに行って、チャットボットについて聞いてみました。
「うちはチャットボットではないんですよね。チャットボットは一問一答の言わばFAQ。AIを使ったこのシステムは、曖昧な質問にも意味を理解して反応できるんです。」とな。
そうか、似ているけれど、そもそもの発想が違うのか。

システムベンダーとして興味深かったのは、AIの画像認識によって、画面デザインを画像ファイルから読み取ってシステム設計書を作成するツール。
システム開発のあるあるで、稼働中システムの画面イメージ程度の資料しか残ってなかったり、そもそも何も資料がなかったりして、どうやってメンテナンスするんだよこれ?という状況にしばしば遭遇するのですが、このツールではUI画面の写真があれば、画面ベースの設計書が起こせます。
ラベルやテキストボックスといったコントロールを「TensorFlow」で部品認識して、コントロールのキャプションは「Cloud Vision API」で文字認識する仕組み。
面白いのは、ホワイトボードに手書きした画面イメージも写真から取り込むことができて、HTMLのモックアップまで作ってしまえます。

出展企業の担当者いわく、「AI技術で一番効率化が見込めるのは、画像認識だ」と。
なるほど、他の企業ブースでも画像認識を使ったソリューションが多いのはそういう理由か。
AIシステムが生み出す結果として、画像分析から得られるデータというのが、人間の感覚からして一番わかりやすいのかもしれませんね。

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